1回目のテラピー、そして・・・
今日は第1回目のテラピー。
テラピーと聞くと、何だか精神科の治療の様なイメージがあるのですが、こっちはphysikalische Therapie と言って、肉体のテラピー(治療)です。
こんな所には初めて来るので、ドキドキしながら予約表に書かれている場所へ行きました。
うさの担当の先生は、若そうな女性・・・どう見ても20歳前半でした。
幸い、ドイツ語になまりも少なく、良く理解する事が出来たので、ほっと一安心でした。(笑)
まあ1回目という事もあるのでしょうが、一緒にレントゲン写真を見て、体の説明を少ししてくれて、呼吸練習。
呼吸練習はうさの仕事上、日常にしている事(笑)で、反対にうさが質問する事にしどろもどろの女性。
こういう所ではあまり質問しない物なのかどうかもよくわかりませんが、うさは何でも納得した上で物事を進めたいタイプなのです。
高校生の時、人生で一度は文化系生活から抜け出したく、陸上部に所属したうさ・・・今から考えればかなり無謀な生活でしたが、元オリンピック選手だったコーチの指導のもと、筋肉の付き方や骨の仕組み、体のバランスのやストレッチの仕方についてもしっかりと教えてもらい、とてもためになりました。
なので、ここでも何の為の動きで、それらによって体の何処にどういう影響があるのか・・・など、知りたかったのです。
困らせてごめんなさい・・・ネットで調べることにします。
その後、マッサージとファンゴパックの階へ。
とにかく広いこの建物・・・時間が前後することもあるだろうと、予定の時間よりも少し早めに、待ち合いコーナーで待っていました。
結構騒がしい所で何となく雑誌を見ていた時に、ハプニングは起こった。
遠くの方のドアのそばで、
「Frauうさ」
・・・・・と、呼ばれた・・・・・と思ったので、予定よりも15分ほど早いなぁ〜・・・と思いながら返事をして、おばさんに付いて行きました。
とても怖そうなおばさん、しかももの凄いシュタイヤーマルク州のなまりで話します。
ここでもレントゲン写真と、自分の診察カードを出すと、
「マッサージ師にはレントゲン写真なんて必要ないのよ!!!」
と、えらく叱られてしまいました。
うわぁ〜〜〜こわぁ〜〜〜〜〜
職人気質なんだか何だか知りませんが、そんな言い方しなくても・・・(笑)
マッサージをしてもらい、ファンゴパックをしてもらった後に、何となく患者リストの名前を確認したらしく(多分年齢の所を見たのだと思います)、
ちょっとお話をして、最後に「あなた、Frau Kieferよね・・・」
、、、と。
「・・・え・・・違いますけど」
このおばさんはFrau Kieferを呼んだのだ。
しかも凄いなまりで・・・
オーストリア人が各州での方言でなまると、思いもよらぬほど不明瞭な発音の変化が起こります。
「A」母音はこもった「OA」に。
「ーer」の「R」は何とも言えぬ発音に・・・
言葉自体が違うこともあります。
オーストリア弁の辞書が出版されているほど。
職業上、職場では標準ドイツ語を話す人が多いのでそれほど苦労はありませんが、大分慣れたとはいえ本気で方言を話す相手とは、コミュニケーションが厳しいのが現実です。
うさは実は職場では職場用の名字(Kuenstlername)を使っており、こういう公の場でのみ本当の名字で呼ばれます。
まあ、それもうさ母の家の名字なので、実家周辺では古くからある家だったと言う事もあり聞き慣れていましたが、こちらではこういう場所でない限り呼ばれる事が無い。
なので、こちらの人がうさの名前を呼ぶ時に、どういうバリエーションで呼ぶのかと言う知識が少なく、
「今のははっきりとは発音されていなかったけれど、きっと読みにくいからだ・・・」
と、思ったのでした。
きっとこれが、「マイヤーホーファーさん」や「パンツェンボックさん」等だったら聞き間違える事は無かったと思います。
しかしその時はパックの最中でドロとタオルに包まれて、顔だけ出ている状態。
(汗汗汗)
それでもうさの方でも担当医の名前が書かれているのだから、確認するべきだったと思い、深く反省しました。
100万回くらい謝って(だって、怖いおばさんだったんだもの・・・笑)、今度こそ、Frau Kieferを呼びに行き、うさのマッサージをするはずだった担当医が、おばあちゃんっぽい声の人を連れて行きました。
その時、ドア越しに聞こえた美しいドイツ語・・・
(この美しいドイツ語を話すのが、うさの担当医のお姉さんだったのだ・・・結構嬉しかったです。)
次回は気をつけよう!
これら1連のプログラムは、左右アンバランスに使われている筋肉の緩和だと説明を受けました。
ネットで日本のサイトを検索してみると、
「背骨は単独でゆがむことはない。その背骨に付着している筋肉の引っ張る力(張力)の強さに左右差があるために歪む。」
とありました。
ふむふむ・・・
とにかく、うさはリュウマチ等の病気ではないので、バランス良く筋肉を付ける為のトレーニングが必要だと言う結論に辿り着きました。
とても興味があるので、Hausarztが紹介状を書いてくれたもう1つのお医者さん、Orthopaedie(整形外科)にも電話をしてみるか。
その夜は気を入れ直して、赤ワインを美味しく飲む夕べ!!!
同僚のC.Sさん、チェロのN.Kさんが来てくれました。
(昨夜はドイツ人の同僚に招かれて、ドイツ料理をごちそうになり・・・カロリーを取り過ぎない様に気をつけないと。)
おいしいパン、チーズ、ハム、サラダもたっぷり作り、でもやっぱりもうちょっとおつまみがあった方が良いでしょう・・・と思い立ち、おネギのテッパイ、インゲンの梅和え、お豆腐のカレー風煮込み等を作ったら、テーブルの上はもう一杯。
デジカメを今日、明日とドイツ人の同僚に貸しているので、写真は残念ながらありません。
手に汗握る1日でした。
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テラピーと聞くと、何だか精神科の治療の様なイメージがあるのですが、こっちはphysikalische Therapie と言って、肉体のテラピー(治療)です。
こんな所には初めて来るので、ドキドキしながら予約表に書かれている場所へ行きました。
うさの担当の先生は、若そうな女性・・・どう見ても20歳前半でした。
幸い、ドイツ語になまりも少なく、良く理解する事が出来たので、ほっと一安心でした。(笑)
まあ1回目という事もあるのでしょうが、一緒にレントゲン写真を見て、体の説明を少ししてくれて、呼吸練習。
呼吸練習はうさの仕事上、日常にしている事(笑)で、反対にうさが質問する事にしどろもどろの女性。
こういう所ではあまり質問しない物なのかどうかもよくわかりませんが、うさは何でも納得した上で物事を進めたいタイプなのです。
高校生の時、人生で一度は文化系生活から抜け出したく、陸上部に所属したうさ・・・今から考えればかなり無謀な生活でしたが、元オリンピック選手だったコーチの指導のもと、筋肉の付き方や骨の仕組み、体のバランスのやストレッチの仕方についてもしっかりと教えてもらい、とてもためになりました。
なので、ここでも何の為の動きで、それらによって体の何処にどういう影響があるのか・・・など、知りたかったのです。
困らせてごめんなさい・・・ネットで調べることにします。
その後、マッサージとファンゴパックの階へ。
とにかく広いこの建物・・・時間が前後することもあるだろうと、予定の時間よりも少し早めに、待ち合いコーナーで待っていました。
結構騒がしい所で何となく雑誌を見ていた時に、ハプニングは起こった。
遠くの方のドアのそばで、
「Frauうさ」
・・・・・と、呼ばれた・・・・・と思ったので、予定よりも15分ほど早いなぁ〜・・・と思いながら返事をして、おばさんに付いて行きました。
とても怖そうなおばさん、しかももの凄いシュタイヤーマルク州のなまりで話します。
ここでもレントゲン写真と、自分の診察カードを出すと、
「マッサージ師にはレントゲン写真なんて必要ないのよ!!!」
と、えらく叱られてしまいました。
うわぁ〜〜〜こわぁ〜〜〜〜〜
職人気質なんだか何だか知りませんが、そんな言い方しなくても・・・(笑)
マッサージをしてもらい、ファンゴパックをしてもらった後に、何となく患者リストの名前を確認したらしく(多分年齢の所を見たのだと思います)、
ちょっとお話をして、最後に「あなた、Frau Kieferよね・・・」
、、、と。
「・・・え・・・違いますけど」
このおばさんはFrau Kieferを呼んだのだ。
しかも凄いなまりで・・・
オーストリア人が各州での方言でなまると、思いもよらぬほど不明瞭な発音の変化が起こります。
「A」母音はこもった「OA」に。
「ーer」の「R」は何とも言えぬ発音に・・・
言葉自体が違うこともあります。
オーストリア弁の辞書が出版されているほど。
職業上、職場では標準ドイツ語を話す人が多いのでそれほど苦労はありませんが、大分慣れたとはいえ本気で方言を話す相手とは、コミュニケーションが厳しいのが現実です。
うさは実は職場では職場用の名字(Kuenstlername)を使っており、こういう公の場でのみ本当の名字で呼ばれます。
まあ、それもうさ母の家の名字なので、実家周辺では古くからある家だったと言う事もあり聞き慣れていましたが、こちらではこういう場所でない限り呼ばれる事が無い。
なので、こちらの人がうさの名前を呼ぶ時に、どういうバリエーションで呼ぶのかと言う知識が少なく、
「今のははっきりとは発音されていなかったけれど、きっと読みにくいからだ・・・」
と、思ったのでした。
きっとこれが、「マイヤーホーファーさん」や「パンツェンボックさん」等だったら聞き間違える事は無かったと思います。
しかしその時はパックの最中でドロとタオルに包まれて、顔だけ出ている状態。
(汗汗汗)
それでもうさの方でも担当医の名前が書かれているのだから、確認するべきだったと思い、深く反省しました。
100万回くらい謝って(だって、怖いおばさんだったんだもの・・・笑)、今度こそ、Frau Kieferを呼びに行き、うさのマッサージをするはずだった担当医が、おばあちゃんっぽい声の人を連れて行きました。
その時、ドア越しに聞こえた美しいドイツ語・・・
(この美しいドイツ語を話すのが、うさの担当医のお姉さんだったのだ・・・結構嬉しかったです。)
次回は気をつけよう!
これら1連のプログラムは、左右アンバランスに使われている筋肉の緩和だと説明を受けました。
ネットで日本のサイトを検索してみると、
「背骨は単独でゆがむことはない。その背骨に付着している筋肉の引っ張る力(張力)の強さに左右差があるために歪む。」
とありました。
ふむふむ・・・
とにかく、うさはリュウマチ等の病気ではないので、バランス良く筋肉を付ける為のトレーニングが必要だと言う結論に辿り着きました。
とても興味があるので、Hausarztが紹介状を書いてくれたもう1つのお医者さん、Orthopaedie(整形外科)にも電話をしてみるか。
その夜は気を入れ直して、赤ワインを美味しく飲む夕べ!!!
同僚のC.Sさん、チェロのN.Kさんが来てくれました。
(昨夜はドイツ人の同僚に招かれて、ドイツ料理をごちそうになり・・・カロリーを取り過ぎない様に気をつけないと。)
おいしいパン、チーズ、ハム、サラダもたっぷり作り、でもやっぱりもうちょっとおつまみがあった方が良いでしょう・・・と思い立ち、おネギのテッパイ、インゲンの梅和え、お豆腐のカレー風煮込み等を作ったら、テーブルの上はもう一杯。
デジカメを今日、明日とドイツ人の同僚に貸しているので、写真は残念ながらありません。
手に汗握る1日でした。
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by y-graz
| 2008-01-21 23:35
| 日記
|
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